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クレジットカードの選び方と最適枚数

クレジットカードの発行枚数は年々増加していますが、平成18年には2億9,000万枚に達しています(日本クレジットカード産業協会調べ)。日本の人口は統計局が公表している平成17年の国政調査結果では1億2,600万人ですが、未成年と70歳以上を除くと8,400万人となります。高齢者を除く成人は平均で3枚以上クレジットカードを持っている計算になります。この中には使われていないいわゆる休眠カードも含まれているので、実際に使われているクレジットカードはもっと少ないことが考えられます。それでは適正なクレジットカード保有枚数は何枚なのでしょうか?それを考える前に改正された貸金業法や割賦販売法を考慮していったい何枚までクレジットカードを作ることができるか考えてみたいと思います。

クレジットカードは何枚まで作れるか?

貸金業法は2007年12月から改正が一部施行され、2010年までには完全実施となります。この改正でクレジットカードの発行にかかわるのは、総量規制と呼ばれる融資の貸し出しを最大年収の1/3までに制限する規定です。この規制にはクレジットカードのキャッシングも対象になるので、すでにキャッシング機能付のクレジットカードを持っている場合や、カードローンを持っている場合の新規申込に影響があります。また割賦販売法は2008年に国会を通過して施行待ちの状況なので、詳細はわかりませんが、今までにない「支払可能予定額」を調査することがクレジットカード会社に義務付けられます。

仮にクレジットカードの利用枠も年収の1/3に制限されると考えると、年収450万円で150万円の与信枠が限度となります。30万円の利用枠で5枚保有できることになります。年収1000万円でも利用枠の大きいゴールドカードでは2枚持つことができないかもしれません。新規申込をする場合には既存のクレジットカードの利用枠を指しい引いて考える必要があるので、不要なクレジットカードを整理して退会することはこれから必須となるかもしれません。

クレジットカードの審査経験から考えると支払が可能かどうかを具体的に判断するには、年収を考慮するしかないので「支払可能予定額」を調査するとすれば年収を的確に把握することが、クレジットカード審査やショッピングクレジットに審査に必要になるでしょう。その一応の目安が貸金業法でも規定されている1/3になる可能性はそれほど低いものではありません。実際に利用することを考えても年収の1/2以上の利用枠のクレジットカードを持つことは、多重債務になる危険が高まります。クレジットカードだけではなく教育費・医療費・住宅ローンなど他にもお金が必要になるケースは多いからです。結論としては年収の1/3までの利用枠の範囲内がクレジットカードを作ることができる限度と考えるといいでしょう。ただし、パート・アルバイトなどは収入が不安定という面があるので、あくまで給与所得者や自営業者などで勤続年数が安定しているという条件で考えた結果です。

適正な枚数と選び方

実際に作ることができる枚数は年収450万円で5枚と考えましたが、50万円の利用枠では3枚になります。クレジットカードを持つ上で発生する不正利用によるリスクを考慮すれば、枚数は少ないほどいいことになります。多く持ちすぎると財布に入りきらなくなり、適切な保管ができなくなるからです。そう考えると少ない枚数で利用枠を大きくした方がセキュリティーを考えても有効です。利用枠は自分では決められないので、1~2枚のカードを定期的に利用して遅れずに支払うことで、利用枠を大きく育てていくといった考え方をするといいでしょう。

・1枚集中型
クレジットカードの機能を考えると1枚で十分という考え方もあります。実際に何枚も持っていても結局利用しているのは1枚だけという人は1枚で十分でしょう。ポイントも1枚を集中して利用することで貯まりやすくなるので、ポイントが目的の人はポイントの還元率がいいオリコカードUpty、SBIカード、楽天カードといったところを集中して利用すれば効果があるでしょう。ステータスを求めるのであればプロパーカードを1枚集中して利用すれば、ゴールドカード、プラチナカードといったプレミアムカードも手にする可能性が高くなります。

・メインカードとサブカード型
ポイント還元率の高いクレジットカードをメインで利用して、特定の用途だけサブカードを利用する方法もあります。メインカードは一般的なショッピングに利用してサブカードでは、特定業種でポイントが有利なクレジットカードを利用するのです。ドライバーであれば出光のスタンドで2円/L割引になる出光まいどプラス、携帯電話の利用が多い人はK-Powerカードで携帯利用料金が最大50%割引にすることもできます。ダイエーをよく利用する人はOMCのJiyu!Da!カードで、毎月第2・第4日曜日に5%の割引きを受けることができます。サブカードは自分の利用に合わせてお得になるクレジットカードを選ぶのです。

・メインカードと予備カード
クレジットカードは1枚で十分という人でも呼びカードを準備しておくと便利です。クレジットカードには紛失や盗難といったリスクのほかにも、磁気不良や磨耗、破損により使用できなくなる場合があります。そういった場合には再発行の手続きをすることで新しいクレジットカードが送られてきますが、その間はクレジットカードが利用できなくなります。そういったときのために年会費無料のクレジットカードを持っておくといいでしょう。メインカードと違う国際ブランドにすることも重要です。海外利用ではVISAマスターカードが強い地域があり、必ずしも両方使えるわけではないからです。
予備カードを持つとメインカードの利用枠がいっぱいになったときに利用できるというメリットもあります。

クレジットカードは2枚が最も使いやすくあらゆるリスクに対応できるようです。枚数を多く持ってもクレジットや融資の新規与信に影響します。またセキュリティーの面でもリスクが高くなります。実際の利用を考えても3枚以上のクレジットカードを使い分けて利用する必要はありません。枚数が増えるほど多重債務など使いすぎの心配も大きくなり、年会費の負担も大きくなります。こうして考えてみるとクレジットカードの保有枚数は2枚が最も適正なのではないでしょうか。
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